「生活習慣病は予防から」 山形市 内科 橘医院
よくあるQ&A

Q:血圧はどうして高いとダメなの?
A: 血圧の高い状態が続くと動脈硬化が進み、脳卒中、心臓病、腎臓病になる可能性が高くなります。そのため、血圧が高いと危険なのです。血圧が高くとも、自覚症状がないことがほとんどですので、定期的に測る必要があります。

Q:薬を飲んでも血圧は下げた方がいいの?
A: いままで多くの研究で、お薬を使って血圧を下げたほうが、血圧が高い人と比べて脳卒中などの合併症になる確率が低くなることが証明されています。

Q:でも、血圧の薬は一度飲み始めると、一生飲まなければだめでしょうか?
A: いわゆる「メタボ」の状態で血圧が高い方は、減量により血圧が下がることがほとんどです。また塩分摂取量が多い方が減塩すれば、下がることもあります。季節的に冬には血圧が高く、夏には下がる方もいます。このように生活習慣の改善、季節変動で血圧が下がれば、血圧の薬をやめることが出来ますし、当院に通院中だった人でも、実際やめた方もいます。
 また日常生活でストレスを受け、その結果血圧が上がっている人は、退職などでストレスから解放されると血圧が下がり、血圧の薬を飲まなくとも良くなる場合があります。しかし血圧の高い状態が長く続くと、血管に負担がかかり動脈硬化が進み、ストレスから開放されても血圧が下がらないこともあります。このような人は、やはりずっと血圧の薬を飲み続けたほうが良いでしょう。

Q:高血圧は治らないの?
A: 高血圧患者さんのうち5〜10%の人は、二次性高血圧(血圧を上昇させるホルモンの異常から高血圧になること)といわれています。二次性高血圧の人の場合、詳しい検査をしてその原因を治療すると、血圧が正常になることがあります。
→二次性高血圧症について

Q:認知症は予防できる?
A: 現在の所、完全に認知症を予防できる方法は、確認されていません。しかし、いくつかの認知症になりやすい状況を避けることで、認知症の発病を遅らせることが出来る可能性があります。いくつかを以下に示します。
糖尿病 アルツハイマー型認知症、脳血管型認知症とも危険が1.5〜3.4倍増えます。食後高血糖が特に危険です。
高血圧症 血圧が高いほど、脳血管型認知症の危険度が2〜10倍増加します。
高脂血症 アルツハイマー型認知症の危険度が増加します。
喫煙 認知症全般で、危険度が2倍増えます。
中年期の肥満 アルツハイマー型認知症の危険度が増します。
アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症では、脳や脳血管の変化が、認知症発病20年くらい前から始まっています。従って、上記の危険因子を中年期からコントロールすることが、大切と考えます。

Q:認知症は治る?
A: 現在の所、認知症を「治す」ことはできません。しかし「なるべく進めない」ようにす
ることはできます。そのためには、次の事が大切です。

1)おかしいと思ったら、早めに認知症外来・物忘れ外来を受診する。
専門外来できちんと認知症かどうか診断し、適切な治療を受けることで、認知症の進行を遅らせることが出来ます。なお認知症外来・物忘れ外来の受診には、紹介状が必要な場合があります。
2)生活習慣病をきちんと治療する。
高血圧症、糖尿病などは、脳と脳血管のダメージを進めます。これらを適切に治療することがポイントです。
3)運動習慣を生活の中に取り入れる。
今までの研究でわかっていて、副作用無く行える認知症の治療が、有酸素運動です。特に「デュアルタスク」と呼ばれる、頭を使いながら行う有酸素運動は、認知機能を改善させる効果があるといわれています。すぐに出来る方法は、楽しく会話しながら、少し息が上がるくらいのスピードで歩くことです。なお、有酸素運動を行って良いかどうかは、主治医の先生に相談してください。
→認知症について

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