「生活習慣病は予防から」 山形市 内科 橘医院
高血圧外来

高血圧とは、外来血圧が140/90mmHgを超えているときに診断される病気です。最近は家庭血圧の基準も規定され、自宅での血圧が135/85mmHgを超えるときに、やはり高血圧と診断されます。これらは複数回測定して、判断する必要があります。
ありふれた病気ですが、放っておくと脳卒中、心筋梗塞、腎不全などへ発展する可能性の高い疾患です。しっかりと生活習慣や内服薬などでのコントロールを行う必要があります。当院では二次性高血圧の診断も含め、高血圧専門外来を行っております。

高血圧の自覚症状
高血圧の自覚症状は、ほとんどないといわれています。しかし降圧治療後、めまい、肩こり、頭痛などが治ったという人がおり、このような自覚症状に気づいていない人もいるようです。

二次性高血圧とは
腫瘍や腎動脈狭窄などにより血圧を上げるホルモンが増加し、その結果高血圧になっている状態を二次性高血圧といいます。代表的なものは、原発性アルドステロン症、腎血管性高血圧症、褐色細胞腫、クッシング病です。高血圧全体の5〜10%といわれています。早期に腫瘍摘出や血管拡張術を行うと高血圧が改善する場合があるため、なるべく早めに診断する必要があります。

二次性高血圧の検査
当院で行う二次性高血圧の検査は、採血と腹部超音波です。空腹で来院してもらい、30分臥床してホルモンの状態を落ち着け、その後に採血します。また、大きな腹部腫瘍があるか、腹部超音波検査で調べます。これらの検査で異常がみられたら、より詳しい検査が出来る病院へ紹介させていただきます。

本態性高血圧とは
上記の二次性高血圧症が否定された場合、本態性高血圧症と診断されます。原因としては遺伝、生活習慣、加齢が挙げられていますが、これらの要因が複雑に絡み合っていると考えられています。

本態性高血圧の治療:生活習慣の改善
本態性高血圧の治療としては、まず減塩、禁煙、適切な体重の維持、などの生活習慣の改善を行います。特に内臓脂肪が多いと考えられているメタボリック症候群の人は、食事・運動療法による減量=内臓脂肪の減少により、血圧が下がる可能性が高いといわれています。

本態性高血圧の治療:降圧薬
生活習慣の改善を行っても改善しないときには、内服薬(降圧薬)による治療を考えます。降圧薬には多くの種類があり、最近では複数の薬を組み合わせることにより、より確実に降圧効果を狙う傾向にあります。しっかりと血圧を下げることにより、脳卒中、腎臓病、心臓病などの合併症に至る可能性を、下げることがわかっています。

本態性高血圧の治療:降圧薬の副作用について
降圧薬内服により、咳、顔面紅潮、疲労感、尿酸値上昇、EDなどの副作用がみられることがあります。これらの副作用を避けるため、最近は各降圧薬を少量ずつ、複数種類用いることが多くなってきました。結果的に錠剤数は多くなりますが、生活の質を保ったまま、しっかりと降圧出来る場合が多いようです。ただ、降圧薬で副作用がみられていても、その薬が体調維持のために必要なこともあり、自己判断で降圧薬を中止するのは危険です。主治医と相談ください。

本態性高血圧の治療:外来での高圧目標値
高齢者・脳卒中後の方:  140/90mmHg未満
中年・若年者:        130/85mmHg未満
糖尿病・腎疾患の方:    130/80mmHg未満
 (日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン2009より)

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