寒い季節の血圧管理:首・手・頭の暖かさがカギ

寒い季節の血圧管理:首・手・頭の暖かさがカギ

(2024年2月27日)

みなさんこんにちは。今シーズンは雪が少なく暖かい日も多いのですが、まだ朝晩は氷点下になります。

 

この時期、仕事で屋外の作業をされる方々は本当に大変です。カラダが冷え、体調も崩れがちになります。

 

暖かい防寒具を着て作業すると思いますが、意外と盲点なのが首・手・頭。この3つが冷えると、体温を奪われてしまいます。

 

特に高血圧の方にとって、寒さは血圧に影響を与えるため、注意が必要です。


冬と血圧の関係

冬になると、私たちの体は寒さから身を守るために血管を縮めます。これは体温を保つための自然な反応ですが、血管が縮むと血圧が上昇することがあります。

 

高血圧の方は、冬場の血圧上昇から脳卒中や心臓病を起こすことも。

首・手・頭の防寒の大切さ

冬の寒さ対策として、ほとんどの人は厚着をするでしょう。しかし首・手・頭の防寒が意外と忘れがちです。

 

これらの部位は体温の調節に大きく関与しており、ここをしっかり温めることで、血圧の急激な上昇を防ぐことができます。

首の防寒

首は皮膚が薄く、しかも太い血管が通っています。首が冷えると体温が一気に奪われ、体調が崩れやすくなります。

 

マフラーやネックウォーマーを利用して、首元を暖かく保つことで、血圧の安定にもつながります。

手の防寒

手もまた、冷えると血流が悪くなりやすい部位です。手先の血管は細く、チョットした冷えで縮んでしまいます。高血圧の方はその影響で、血圧が思った以上に上昇してしまいます。

 

以前部屋を暖めることの大切さをお伝えしましたが、その時にもポイントとなるのが手の保温でした。屋外でも全く同じです。

 

→寒さと血圧管理:健康を守るための温かいアドバイス

 

細かい作業を行うときはやむを得ないですが、可能な限り防寒手袋を着用することで、手の温度を保ち、血流の低下を防ぎましょう。

頭の防寒

頭は熱を逃がす主な部位の一つで、カラダの20%もの熱が放散されると言われています。

 

寒い時期に帽子を着用することで、体温の低下を防ぎ、体全体を暖かく保つことができます。

 

ニット帽で耳も覆うことで、さらに冷えを防いでくれます。

まとめ

冬の屋外作業は、体を冷やしやすく、特に高血圧の方にとっては寒さ対策が重要になります。

 

厚着をした上に首・手・頭をしっかりと温めることで、血圧上昇による脳卒中や心臓病の予防になります。

 

まだ寒さは続きます。この冬は、冷え対策をしっかりと行って、安全に過ごしましょう。