(2023年12月8日)みなさん、こんにちは!寒い冬がやってきました。今日は特に、痛風や高尿酸血症でお悩みの方に、冬の健康管理についてお話しします。実は、冬は痛風の発作が起こりやすい季節です。でも、ちょっとした注意でリスクを減らすことが可能です。・痛風・高尿酸血症|橘医院 (山形市・内科クリニック)1)寒さと痛風のリスク冬は寒いですよね。体が冷えると血流が悪くなり、痛風の発作を引き起こしやすくなります。さらに、冷えることで尿酸が結晶化し、これも痛風発作を起こす原因となります。特に手足は体の端にあるので、冷えやすい部分です。対策:手足を温かく保つ手足を温めることが、痛風発作の予防になります。・厚手の靴下や手袋を使う・室内では暖房を適切に使う・冷たい場所に長時間いない2)冬の宴会と痛風冬になると忘年会や新年会など、宴会の機会が増えます。特にこれからの季節は、脂がのった魚が美味しい季節。コロナ禍で自粛していて、久しぶりの宴会という方も多いでしょう。お酒やおいしい食べ物がたくさんありますが、これが痛風の発作のリスクを高めます。対策:控えめな飲酒とノンアルコール飲料の活用脂っこい肉、脂ののった魚介類、アルコールは尿酸値を上げ、痛風発作を起こしやすくなります。これらの食材に気を付けることが、予防につながります。・お酒は飲みすぎないようにする・ノンアルコール飲料を選ぶ・高プリン体の食べ物は避ける3)雪かきと痛風山形は豪雪地帯。雪かきが冬の大仕事です。雪かきは寒い中でも、かなり汗をかきます。また雪は重く、寄せるにも一苦労。汗を大量にかくと脱水状態になりやすく、痛風の発作が起こることがあります。また重い雪を運ぶことで足腰の関節に負担がかかり、発作のきっかけとなります。対策:こまめな水分補給と休息積もった雪は片付けなければいけません。水分補給と休息がポイントです。・雪かきの前後に水分をしっかりとる・インターバルを取りながら作業する・汗をかいたら、すぐに水分補給まとめ痛風は薬の発達で、良い治療が出来るようになりました。それでも冬は、痛風の発作が起こりやすい季節です。定期的な通院はもちろん必要ですが、上記のような対策を心がけることで、リスクを減らすことができます。寒さ対策、適度な飲酒、水分補給を意識して、健康な冬を過ごしましょう!